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祝・adidas×ハローキティ! グローバル展開の仕掛け人に聞いてみた

Hello, everyone!  note編集担当の鈴木未来です。
突然ですが、私の趣味は海外旅行です。最近は行けていませんが、大好きな旅行のことを考えるとコツコツ貯金も頑張れます!

ご当地グルメを食べたり、旅先で出会う人たちと交流したり、美しい建築物に圧倒されたり。知らないことがいっぱいある私には、見るもの全てが新鮮でした。そんな旅行先で時々、なんだか心がホッとする、見覚えのあるコたちに出会うことがあります。

ーそう!サンリオのキャラクターです。

スペインの眼鏡店に「ハローキティ」がいたり、韓国のコスメショップに「ぐでたま」がいたり。日本から遠く離れた場所でも活躍しているようなんです。
でも海外では、どんな方がどんな企画でサンリオ時間を作っているんだろうと思っていました。

その疑問を解決すべく、イタリア・ミラノ在住のサンリオグループ社員・シルビア(Silvia)に話を聞きました。

今回はインタビューを通して、海外でキャラクターが活躍するまでと、最新企画事例「adidas Original×ハローキティコラボレーション」についてお届けします。

シルビアはSanrio GmbH.のCOO!

取材時の雰囲気をお伝えしたく、冒頭だけ頑張って英語でいきますね!
それではLet’s get started!

「ハローキティ」も取材を見守ってくれました。

―Could you introduce yourself? (ご自身について教えていただけますか?)

Silvia:I joined Sanrio GmbH on December 2, 2019, as the Chief Opertional Officer (COO).  I am Italian and so I work out of our Milan office.  I have been working in the entertainment business for 30 years now.  I love travelling and have been an avid traveller since my university days.
(シルビア:私はサンリオの海外グループ会社であるSanrio GmbH.に、2019年12月2日に最高執行責任者(COO)として入社しました。普段は、出身地でもあるイタリアのミラノオフィスで仕事をしています。30年間、エンターテイメントの仕事に携わってきました。ちなみに、あなたと一緒で趣味は旅行で、大学生の時からよく旅をしているんですよ!)

Profile :Silvia Figini/2019年に最高執行責任者として「Sanrio GmbH.」(サンリオ ゲーエムベーハー)に入社。

本当にわずかでしたが、取材の様子が目に浮かんだら嬉しいです!
(※以降は日本語でお届けします)

ーSanrio GmbH.ってどんな会社なんですか?

シルビア:私たちの会社は、ヨーロッパを中心に中東・アフリカ・オセアニアなどにキャラクターを広めるための営業活動をしています。他にもヨーロッパを中心に人気の「Mr. Men Little Miss」(ミスターメンリトルミス)も、私たちが担当しているんですよ!

「Mr. Men Little Miss」/ミスターメンリトルミス(©️2022 THOIP)

ー「Mr. Men Little Miss」まで担当されているんですね! ふだんはどんなことをされていますか?

シルビア:担当する地域の営業・マーケティング戦略を手がけています。それに加えて法務、クリエイティブなどの様々な業務をサンリオの企業方針に基づいてベストな形で進めるのが私の仕事です。

ーなるほど! オフィスのみなさんはどんな雰囲気ですか?

シルビア:とても仲良しです。私のいるミラノオフィスは、9か国語が飛び交う多国籍なチームなんですよ。多様な社員と一緒に働けるのは幸運なことだと思います。パンデミックの影響でオフィスに集まれない時期が続きましたが、今では社員のみんなと集まれることが以前よりもっと幸せに感じます。

ー言葉の壁を超えて仲良しなんて、素晴らしいチームですね。かっこいいです!

商品化で目指すのは、キャラクターの世界観を伝えること

ー今回、「adidas Original × ハローキティ コラボレーション」を担当されたと聞きました。今年9月から世界中で販売しているということで、日本でも人気みたいですね! 社員も欲しがっていました(笑)

シルビア:ありがとう、嬉しい!
ジャージ姿がフレッシュな「ハローキティ」が楽しめるスニーカーや、キュートなテキスタイルのアクセサリーなど、日本でも全15アイテムがラインアップしていますよ。

ハローキティ ASTIR / HELLO KITTY ASTIR

ーどのような経緯でコラボレーションが決まりましたか?

シルビア:adidasは世界中で愛されているブランドで、ヨーロッパにもファンが沢山います! お互いのファンにサプライズをお届けしたいという思いからコラボレーションに至りました。
何よりもadidasとサンリオがお互いに理解し合い、素敵な絆を築けたことがプロジェクトが決まった一番大きな理由でした。

ーなるほど!  今回のコラボレーションで目指したものはありますか?

シルビア:今回は、さまざまな世代の皆さんにキャラクターの世界観を伝えられるアイテムを目指しました。子供たちはもちろん、大人も楽しめるラインアップが揃っていると思いますよ!

キッズ向け(ハローキティ SST 360 / HELLO KITTY SST 360)
大人向け(ハローキティ フォーラム ロー / HELLO KITTY FORUM LOW)

ーちなみに今回のアイテムラインアップで、イチオシのものはなんですか?

シルビア:日本未発売なのですが、スニーカー「ハローキティ  スーパースター」(キッズ向け)です!  adidasの中でもシンボリックなスニーカーと、「ハローキティ」のリボンの組み合わせが大好きなんです。

HELLO KITTY SUPERSTAR

ー発売までに大変だったエピソードや裏話を教えてください。

シルビア:パンデミックの影響で材料の調達に苦労しました。幸いにも危機を乗り越えてスケジュール通り発売できたのは、ただのビジネスパートナーを超えてadidasと私たちが一つのチームとして協力できたからだと思っています。

ーブランドの垣根や困難を乗り越えて、作られたんですね。素敵なコラボレーションです!

「ハローキティ」はスタイルアイコン

ーヨーロッパではどのキャラクターが人気なんですか?

シルビア:ヨーロッパで一番知られているキャラクターといえば、「ハローキティ」です!  これからは「ハローキティ」の家族やお友だちなどももっと登場すると思います。また、最近では「シナモロール」や「ぐでたま」、「アグレッシブ烈子」などのキャラクターもファンが増えてきています。

ー「ハローキティ」は世界中のファッショニスタにも愛されていますね! その理由はなんだと思いますか?

シルビア:「ハローキティ」はオシャレで、ファッションのお手本にしたい象徴的な存在として、セレブリティに愛されてきました。その理由の1つが、世界中のブランドとのコラボレーションだと思っています。

ー確かに、いろいろなブランドとコラボレーションしてきましたね。

シルビア:ブランドとコラボレーションすることで、今までとは違うライフスタイルの場面で「ハローキティ」に触れ合っていただけます。
そういう触れ合える時間を通して、ファンのみなさんは日々絆を感じ、もっと愛してくださるのではないでしょうか。

ー 最後に、日本のファンに一言メッセージをお願いします!

シルビア:想像力にあふれるサンリオのファンのみなさん!
キャラクターたちをこれからも愛し続けてくださいね。私たちもキャラクターたちの世界を、みなさんにもっと楽しんでいただけるように頑張ります。

わたしのサンリオ時間

ーサンリオとみなさんが笑顔でつながるサンリオ時間を教えてください!

シルビア:人生の一部と言ってもいいほど、サンリオと「ハローキティ」と過ごしてきました。幼い頃から「ハローキティ」の洋服が大好きでしたし、青春時代の素敵な思い出もあります。特に今の仕事をしていると、「ハローキティ」に触れる機会は増えましたが、いまだに色あせない素敵な時間を思い出させてくれます。
これが私のサンリオ時間ですね。

ー素敵なサンリオ時間ですね。お気に入りのアイテムはありますか?

シルビア:「ハローキティ」のペンダントブレスレットは手放せません。スマートフォンの壁紙は「マイメロディ」にしているので、友達に電話するときも、メッセージを送るときも、とても幸せな気持ちになります。

取材を終えて

サンリオの海外グループ社員への初インタビューは、いかがでしたでしょうか?
いきなり英語で始まり驚かせてしまったかもしれませんが、海外で販売しているサンリオのグッズも、「キャラクターの世界観を伝えたい」という熱い思いによって生まれているとわかって、嬉しかったです。

このnoteではこれからも海外でサンリオが様々なことにトライしていることをお届けしていきたいと思いますので、お楽しみいただければ幸いです。

(おわり)


執筆:鈴木 未来
(profile)株式会社サンリオ 広報課所属のnote担当メンバー。Twitter(サンリオタイムズ @sanriotimes)では、ほのぼのとしたサンリオ社員生活なども発信している。美味しいものが大好き。

©️2022 SANRIO CO.,LTD.    著作:(株)サンリオ


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