ハローキティがつなぐ大阪・関西万博と未来へのヒント
みなさん、ハローキティが大阪・関西万博のスペシャルサポーターとして活動しているのをご存じでしょうか?
世界158の国と地域、7つの国際機関が参加し、世界中からたくさんの人やモノが集まる「大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)」。
今回、日本政府館(日本館)での展示をご紹介するとともに、国連事務次長であるメリッサ・フレミングさんへのインタビューが実現しました。国連パビリオンに込められた“持続可能な社会の実現”へのヒントや想いに触れることができましたので、ご紹介します。

日本館で出会う、藻類の世界
藻類(そうるい)が生産できるたんぱく質の量は、大豆の36倍ということはご存じでしょうか。日本館の「ファームエリア」では、映像やインタラクティブな展示を通じて藻類の可能性を学ぶことができます。

いろんな緑色で発光する水槽には、「ボツリオコッカス」という緑藻類が育てられています。石油の主成分である炭化水素をつくり、バイオ燃料を生み出す存在としても注目されています。

一方で、その大きさはわずか0.005〜0.010mmほどです。
「小さな藻類は、いったいどんな姿をしているんだろう?」
その疑問に答えるように、「ハローキティ」が藻類の姿に変身し、その形や特徴をわかりやすく伝えています。

展示では、32種の藻類に扮した「ハローキティ」の立体物が登場。三角形や四つ葉のクローバーのような形など、普段は見ることができない藻類の多様な姿に出会えます。

藻類は食品だけでなく、医薬品や燃料、プラスチックなどにも活用が進み、化石資源に頼らない未来のカギとしても注目されています。
「ハローキティ」を通じて、小さな藻類たちと出会うことで、これからの社会や地球のことを考えるきっかけになるかもしれません。
国連パビリオン、未来へのヒントとなる “団結”
「ハローキティ」が「#HelloGlobalGoals」プロジェクトで協働している国際連合(国連)は、30以上の国連機関と一致団結し、「国連パビリオン」を出展しています。
ここでは写真や年表とともに国連の歴史を辿る展示や、持続可能な未来について体験的に学べる展示を行っています。

2025年は、国連の創設80周年という節目です。
国連事務次長であるメリッサ・フレミングさんは、「80年間の活動を通じて、多くの前進がありました。そして現状の、そしてこれからの課題に応えるため、常に変化し続けています」と語ります。

国連パビリオンのテーマは『人類は団結したとき最も強くなる』。
テーマにある“団結”の重要性について、メリッサさんはこう語ります。
「いま世界が直面している課題の多くは、1つの国だけでは解決できません。感染症、戦争、貧困、気候変動…いずれも国境を超えて影響を及ぼす問題です。だからこそ、“団結”が欠かせないのです。」
SDGsの達成期限である2030年まで、残された時間はあと5年。目標を実現するためには、政府だけではなく、企業や社会、そして私たち一人ひとりの協力が必要だといいます。
「ハローキティ」もまた、その“団結”の輪に加わる存在です。
みんながなかよく笑顔で暮らせる世界がずっと続いていくことを願って、2018年にはYouTube チャンネル「HELLO KITTY CHANNEL」でSDGsに取り組む日本の人々を紹介しました。
翌2019年からは、国連との協働プロジェクト「#HelloGlobalGoals」として、気候変動やジェンダー平等といった課題に向き合う国連の人々を現地まで訪れて取り組みを学び、動画を通じて世界へ発信しています。

24時間体制で出産を支える医療スタッフの姿を動画で伝えました。
「ハローキティは、国連の取り組みを分かりやすく紹介する “ガイド” のような存在。複雑な課題も、親しみやすい形でメッセージを伝えてくれます。だからこそ国連という枠を超えて、『将来を担う世代』にもメッセージが届くのです。
また、ハローキティは前向きな気持ちをくれる存在でもあります。困難な状況にあっても、ハローキティといると“きっと出来る”と思えるのです」とメリッサさんは語ります。

国連との協働プロジェクトは、サンリオが大切にするビジョンにもつながっています。
「世界中をみんなの笑顔でつなぐこと。私たちが行うサステナビリティ活動の目標であり、サンリオのビジョン『One World, Connecting Smiles.』にも繋がっています」とサンリオのグローバルサステナビリティ推進室の室長で、常務執行役員の辻友子は話します。

マーヘル・ナセル国連事務次長補兼陳列区域代表
「ハローキティを通じて、小さいお子様からご高齢の方まで、より多くの方に社会問題へ関心を持っていただけたら嬉しいです。一つでも多くの問題について考えるきっかけとなり、その先にある解決へとつながっていくことを願っています。」
(終わり)
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