1月18日は「マイメロディ」の誕生日! 50周年を記念してマイメロディのこれまでのあゆみを振り返ろう!
2025年、「マイメロディ」は50周年のアニバーサリーイヤーを迎えました。
1月18日の「マイメロディ」の誕生日にちなみ、この特別なアニバーサリーイヤーをお祝いして、「マイメロディ」の魅力と50年間のあゆみをお届けします。
1. マイメロディとは?
・マイメロディのプロフィール
「マイメロディ」はすなおで明るい、弟思いのウサギの女のコ。宝物は、おばあちゃんが作ってくれた、かわいいずきんです。
お母さんといっしょにクッキーを焼くのが好きで、好きな食べ物は、アーモンドパウンドケーキです。
・名前の由来
「マイメロディ」がデビューしたのは1975年。「童話の赤ずきんをウサギにしたらかわいいのでは?」という発想から生まれ、「Little Red Riding Hood(和訳:赤ずきん)」としてデビューしました。
そのころは“赤ずきんちゃん”と呼ばれていたのです。
では、なぜ「マイメロディ」という名前になったのでしょう? そこにはちょっと素敵なエピソードが隠されています。
1976年頃、サンリオの商品はアメリカへの輸出を開始しました。そんなときに出会ったのがアメリカの女の子に多い名前「メロディ」でした。この名前の響きにインスピレーションを受け、名前の頭に「My」をつけて 「My Melody(マイメロディ)」に決定しました。ちなみに1970年代の日本でも、「メロディ」と名のつく曲やお菓子が多く、人気を集めていたそうです。
・ずきんの色やお耳の秘密
「マイメロディ」のトレードマークといえば、かわいらしいずきんです。デビュー当時(1975年)は童話「赤ずきん」をテーマにした赤いずきんが印象的です。その後、時代に合わせて多彩な色やデザインが加わりました。ここでは印象的なデザインの変遷をご紹介します。
ずきんの色の変遷
・1975年:デビュー当時は赤いずきん。
・1977年:ピンク色のずきんをかぶったデザインも登場。
1980年代には「いちご新聞」で公募した名前が付けられた弟の“リズムくん”も登場しました。
・1985年以降:ピンク色のずきんも多種多様に。
その後、パステル画などさまざまなタッチのデザインも施されました。
・1997年:「赤ずきんのマイメロディに会いたい!」というリクエストに応え、赤いずきんがカムバック。
・2000年以降:赤やピンクだけでなく、いちご、ハート、チェリーなど柄が入ったずきんも登場。青や黒のずきんもあるそうですよ。
また、担当デザイナーによると、国ごとに好まれる色が異なるそうです。例えば、日本ではピンクやパステルカラー、アメリカでははっきりした色、中国では赤が人気とのことです。
また、「マイメロディ」のお耳は、その日の気分やお洋服のコーディネートによって変わるそう。元気なときはピーンと立てたり、甘えたいときや悲しいときは垂れたりと、わたしたちの髪型のようなものなんですって。
2. 家族・お友だちとマリーランド
・家族やお友だち
「マイメロディ」の家族は、おとうさん、おかあさん、おとうと・リズムくん、おじいちゃん、おばあちゃんがいます。
そして、個性豊かなお友だちもたくさんいます。
例えば、優しくて、甘えん坊のヒツジの女のコ「マイスウィートピアノ」。
そして、一番のなかよしの “フラットくん” (画像左)、“フラットくん”と大のなかよしの “りすくん” (画像右)などです。
お友だちと野原でお花を摘んだり、木の実をひろったり、かくれんぼをしたり、ときには小さな冒険をしたり、のびのびと楽しく過ごしています。
・住んでいる場所「マリーランド」
「マイメロディ」が生まれ育った“マリーランド”は緑豊かなところで、高原や森や湖、小川、小高い丘が広がっています。
四季に恵まれていて、春は花が咲き乱れ、夏は緑のじゅうたんが敷き詰められ、秋は紅のカーテンが森にかかり、冬は一面の銀世界になります。
色々な森があり、その中にそれぞれの町があります。「マイメロディ」は、そんな“マリーランド”の“うさぎのいる丘”に暮らしていて、おうちの近くのお花畑で過ごすのが好きです。
そして「マイメロディ」のお部屋を、見たことはありますか?
アニバーサリーイヤーを記念して、特別にルームツアーにご案内しましょう!
ベッド、ロッキングチェア、お茶が飲めるティーテーブルなど、お気に入りの家具や小物に囲まれています。よーく見ると、ハートやうさぎの形になっているんですよ。
3. デビューからのあゆみ
1975年、キキ&ララでおなじみの「リトルツインスターズ」とともにクリスマスグッズのキャラクターとしてデビューした「マイメロディ」。
デビューしたときのラインアップは、36点ととっても豪華!
第一号商品は、「マイメロディ」のノート、消しゴム、レターラック、木製のケースに入った色鉛筆といった文房具に加えて、“おおかみさん”のぬいぐるみやパペット人形も登場しています。デビュー当時は、主に高校生・大学生に向けられていて、学校に持っていきたくなるような色使い、デザインに仕上げられています。
童話「赤ずきん」という親しみやすいテーマと、かわいいウサギのデザインで、徐々に人気は広がっていきました。また1997年ごろに「ハローキティ」の人気が女子高生を中心に火がつくと、「マイメロディ」も一緒に注目を浴び、さらに多くの人に愛されるキャラクターへ成長しました。
4. 50周年アニバーサリーの見どころ
・50周年記念デザインとデザイナーからのメッセージ
そして、2025年のアニバーサリーイヤーのために作られた、3種類のキービジュアルもお披露目されました!
担当デザイナーは、「今までメロディを応援してくださったみなさんに、ありがとうの気持ちを込めています」と話します。
<アニバーサリーフェアリー>
<ガーリーポップハート>
<マイスイートメモリーズ>
最後に、担当デザイナーからメッセージをお届けします。
「ずっとメロディを応援してくださり、ありがとうございます。こんなにみなさんに愛されているなんて、メロディはしあわせですね。これから100年、200年、いやもっともっと?みなさんのおそばにいられたらなと願っています。メロディは決して多くは語らないけれど、どんなときもそっと寄り添ってくれるそんなキャラクターです。一人でも多くの人にほっとしてもらえたら嬉しいです。
これからもずっとメロディとなかよしでいてくださいね。」
終わりに
「マイメロディ」の50周年アニバーサリーイヤーが、いよいよスタートしました。
「クロミ」の20周年と一緒に“おそろい”アニバーサリーイヤーをお祝いする第1弾として、全国5店舗のPARCOを巡る特別展「MY MELODY♡KUROMI ANNIVERSARY PARTY」が池袋PARCOで開催中です。今後、札幌、仙台、名古屋、心斎橋のPARCOで順次開催予定です。周年に関する最新情報は、スペシャルサイトをご覧くださいね。
https://www.sanrio.co.jp/specialsite/mymelody50kuromi20/?secret
取材、文=小竹美沙
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