シールを求めて地球侵略!?「ぺたぺたみにりあん」の世界ができるまで!
こんにちは。Sanrio Times編集担当の鈴木です。
私はTwitterの連載作品が好きなのですが、サンリオからもついに2022年9月にデビューしました。
その名も「ぺたぺたみにりあん」!
今回はこのキャラクターの世界について、プロデューサーのインタビューをお届けします。
「ぺたぺたみにりあん」が生まれるまで
-早速ですが「ぺたぺたみにりあん」(以降“ぺたみに”)って?
U.S.:端的に言うと、宇宙からシールを求めて地球を侵略しにきた、宇宙人です。
-詳しく知りたい要素がいっぱい… なぜシールを求めて?
U.S. :“ぺたみに”の世界では、地球にしかシールがないんです。その貴重なシールを求めて侵略しに来ました。
地球人である私たちの中でも、昔販売されたシールが数万もの高値がついたりして、今アツいなと思いまして。それにプロジェクトチームで「僕たちって昔、シール集めてたよね」「身近な物だし、みんな好きかも!」と話してたんです。
そこからシールという軸が決まりました。
U.S. : その後、プロジェクトチームのデザイナーにシールを世界観にしたアイデアを出してもらったんです。ストーリー最初の絵がコチラです。
-想像を超える変化球! この絵からどんなストーリーが生まれたんですか?
U.S. : 月に着陸した地球人がシールを落としてしまったんです。後に宇宙で大流行。地球にしかないものと分かって地球を侵略しに来た、というのが大まかなストーリーです。
みんなヘンで、みんないい
-Twitterだけで展開していますか?
U.S.:はい!最初はTwitterからスタートしようと決めてました。
サンリオのキャラクターはグッズをお客さまに手に取ってもらうことで、一緒に成長するケースが多いですが、"ぺたみに"は、グッズからではなくて、まずSNS上の活動を通して成長してからグッズ化と考えています。
またTwitterという場で、どなたでも愛してもらえるように、笑いをテーマにしようと決めていました。
-“ぱお”がお笑い担当なんですか?
U.S. : “ぱお”がお笑い担当というわけではありません。1キャラクターで「可愛くて、笑える」コンテンツを作るのは難しいなと思ったんです。
でも様々な種族がいて、いろんな趣味嗜好を持った宇宙人がいたら実現できるかもって思ったんです。
-それで“スズキ”や“ツノ”が生まれたんですね。
-“ぺたみに”の世界には3キャラクター以外にも宇宙人はいるんですか?
U.S.:宇宙は広いので、いろんなキャラクターが登場するかもしれません。
“ぺたみに”に触れてくださった皆さん、それぞれに好きになれるキャラクターがいたらいいなと思っています。
“ぺたみに”の世界
-キャラクターが登場しない壁画が投稿されていましたが、どういう意図ですか?
U.S. :ストーリーに関わる投稿だけではなく、遊び心を織り交ぜたかったんです。従来のサンリオキャラクターのTwitterはすごく可愛くて、どの投稿をみても、キャラクターとコミュニケーションをとれる投稿が多いんですけど、“ぺたみに”は、今までと違うことに挑戦したくて。
U.S. :“ぺたみに”は、キャラクターというより、宇宙人が活躍する「箱」や「器」なんです。物語のタイトルみたいなイメージです。
「器」を作ることで自由度の高い世界観になりました。なのでこれからも面白いネタを投稿していきたいと思っています。
“ぺたみに”で大事にしているところ
-ストーリーを展開するにあたって大事にしているところはありますか?
U.S.:多様な文化を持った宇宙人たちがなかよくする姿です。
“ぱお”達から見たら、地球にも変な文化があるはずなんです。例えば、“ぱお”が頭からモノを食べるっていう4コマ漫画を投稿したんです。
U.S.:宇宙ではこうやって食べるのが常識かもしれませんよね(笑)。
私たちも笑って楽しんでますが、最後のコマの“ぱお”って、宇宙とは異なる地球の文化に戸惑っているようにも見えます。
-ハッシュタグ「 #宇宙ではこれが普通だったんだけど」がついていましたもんね。
U.S.:そういうちょっとした多様性も発信していきたいと思っています。実は、この投稿のコメントでは「かわいい」「面白い」というポジティブな反応が多くて嬉しかったです。感じ方は人それぞれなんだと改めて思いました。
-でも、“ぱお”は侵略者なんですよね…?
U.S.:サンリオの企業理念は「みんななかよく」なので、侵略しにきたみんなとも
最終的になかよくできたらいいなと思います(笑)。
-これからの展開を教えてください。
U.S.:今は一枚絵がメインですが、今後実写を使ったり、マンガにしたりなどいろんな展開をしたいと思っています。
Twitterは、皆さんの意見を取り入れていけるのがいいところですよね。
皆さんと一緒に“ぺたみに”を盛り上げていけたら嬉しいです。
それぞれのサンリオ時間
-最後に、Sanrio Timesでは、お話をお聞きした皆さんにとっておきのサンリオ時間をお聞きしています。どんな時間を楽しんでいますか?
U.S.:クレーンゲームが好きで、ゲームをする時はいつも「サンリオのものをとろう!」と決めているんです。レアなキャラクターのぬいぐるみはクレーンゲームにしかないことが多いので、頑張ってます。おかげで家にたくさんいます(笑)。
取材を終えて
“ぺたみに”こと「ぺたぺたみにりあん」の世界はいかがでしたか?
どこから入っても楽しめる内容になっていますので、ぜひ、“ぺたみに”の世界も覗いてみてくださいね。
また、この“ぺたみに”のキャラクターについて掘り下げたnoteを出せたらと思っているので、続編希望の方は、ぜひ「スキ」やコメントをよろしくお願いします。
(おわり)
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